地元ロワールでの仕事

オリヴィエ・ルマッソンは1995 〜 1998年までParisのギイ・サボワという一世を風靡したレストランでソムリエをしておりました。ちなみにこのレストランは今では１ッ星から２ッ星に昇格し、他にもビストロで手軽な料理の展開も始めとても人気のあるお店です。彼はソムリエ時代多くの素晴らしいワインと出会います。なかでも自然派ワインに感銘を受け、ワイン造りに目覚めます。1998 〜 2001年までBeaujolaisの大御所マルセル・ラピエールのドメーヌでワイン造りを学びます。そして2001 〜 2002年、最後の１年間だけParisに戻りCave a Parisという酒屋さんで自然派ワインばかりのセレクションのお店をたった１人で任せられ、そして遂に2002年より独立しました。物腰柔らかい、とても紳士的なハンサムボーイ、誠実で真摯なワイン造りを目指す彼の周りには大勢の仲間が集うようになり、素晴らしいキュヴェの数々をリリースします。そして年を追うごとにたちまちロワールで大評判になりました。（インポーター資料参照）

信じられない突然のお別れ

2021年6月1日、このレヴァンコンテの生産者オリヴィエ・ルマッソンは突然に永遠の眠りにつきました。関係者誰しもが信じられない突然の別れでした。日本での彼の認知度もキュベも毎年向上し、これから大御所と肩を並べるロワールの有力なネゴシアンであり生産者となるはずでした。 当ショップでも、新ヴィンテージを毎年楽しみに待っているお客様がいてリリースされるのを今か今かとお待ちいただいておりました。残念ながらこれがラストヴィンテージになってしまいそうです。彼の真面目で誠実なワイン造りを思い出しながらぜひ味わっていただけると幸いです。

彼のラストヴィンテージです。いま飲んでも大変美味しいですし、大切にお持ちいただくのもよろしいかと思います。

当店で取り扱いの商品を紹介させていただきます